女性部下が怖いと思う背景と女性の地雷 ~原因編~
女性が多い職場安定化&活性化コンサルタント玉居子です。
「女性部下が怖い」という相談をうけることがよくあります。
では女性部下が怖いと感じなくなるためには何をしたらよいのでしょうか?
また女性が怖いということを前提にお話をしたいと思います。
そもそも女性は怖いという認識を持つ
女性が怖いのにはそれなりの理由がありますが、そもそも女性は怖いです。
怖くなる理由はいくつかあるのですが、一番はあなたが「女性の地雷を踏んでいる」からですと答えています。
「女性部下」が怖いと感じているのであれば、そこにはあなたがたくさんの「地雷」を踏んできた痕跡がうかがえるはずです。
また突然、あなたに対して怖くなるわけではありません。
色々な負の蓄積があり、それが女性の許容量を超えたときに「怒り」の爆発につながります。
怒るとあなたに対していろいろな攻撃をします。
この段階で相手の怒りの原因をつかめるかでその後の展開は変わってきます。
怒りが「諦め」に変わるとさらに深刻になる
もしこの段階でも
「なんで怒っているのかわからない・・・」
「女性は感情的に怒るから困る・・・」
などと現状を改善しないでいると大変なことになります。
怒りが爆発している段階はまだマシで、「あきらめ」段階へとシフトしたときはさらに深刻すると、女性は恐ろしいほど「冷静に残酷に理不尽になれます。」
この段階の恐ろしさは怒りの比ではなく、すでに手遅れになっている可能性があります。
あきらめ状態になると一見おだやかで冷静に接してくれるので、深刻な状態なのがわかりにくくなります。
あなたからしたら
「最近、女性部下が感情的じゃなくていい感じなんだよねー」
「俺のこと受け入れてくれるようになったのかなぁ」
思うかもしれませんがそれは大きな間違いです。
「あきらめ」段階になると、あなたに対してすでに見切っているので、どのように排除したり、攻撃したりするか冷静に残酷に考えています。
私自身も保育園経営者時代、パワハラ大王と陰で呼ばれていた時に女性の地雷をたくさん踏み続け、女性の怒りを買っていました。
そしてあきらめの段階へ移り、一見するとおだやかに接してくれる女性職員が多くいました。
しかし社内アンケート調査をした結果は9割の職員が私に対して、不信、不満を抱き嫌っているという事実がありました。今考えても恐ろしい状況だったとぞっとします。
女性の地雷を踏み続けると、このように取り返しがつかなくなることもあります。熟年離婚が起こる理由などもこのことが背景にあると私は思っています。
女性部下の地雷を踏んでしまう5つの事例
女性の地雷にはどのようなものがあるのか?今回は特徴的な5つの例をもとにお話しします。
①相談に対してすぐに解決策を提案する
女性から「○○したいんですよ」とか「○○で悩んでいる」といった相談を受けたときに「××したらいいよ」「××が原因なんじゃないの?」などすぐに解決策を提示してませんか?
これは女性からすると、会話の自己表現を邪魔する地雷的行動となります。
男性はすぐに解決策を提示したくなる傾向がありますが、女性は「ただ聴いていほしいだけ」ということが往々にしてあります。
また相談した内容を起点として「課題を通して話して発散したい」「愚痴を話して心を浄化したい」と考えいている場合があります。
その場合、いきなり解決策を提示する方法は女性側のニーズを満たす行動を邪魔されたと感じ、不満に思います。
端的に言うと会話に求めるゴールは男性は「納得、結論」を、女性は「共感、発散」を求めているからです。
男性からすると「なんでそんなまどろっこしいことを・・・」を思うかもしれませんが、それは男女の会話に対するゴールが違います。
しっかりと話をして心の浄化をした上での解決策は、相談した女性自身も納得をして受けとめることができます。
②女性の容姿や行動をイジる
女性と仲良くなるために、その容姿や行動をイジるという行為も地雷になりがちです。
容姿でいえば、髪型、服装、体型などが該当します。
行動でいえば、例えばダイエット、買い物、旅行、仕事、住まい等です。
あなたからすれば、女性と距離を縮めるために軽い気持ちでそのような行動に出たかもしれませんが、女性側からしたら「尊敬も共感もできないおじさんにイジられるのはうっとうしいだけ」と感じます。
一歩間違えれば「セクハラ認定」されかねない事案なのです。
ひとつひとつの事に茶々を入れたり、否定したりする。
それに対して女性が「やめてくださいよ~」「ひど~い!」的な反応が返ってくるのを楽しむ。こういった行動は利害関係の優位性や尊敬を受ける立場の男性であればまだ女性側も許容してくれる可能性もありますが、基本は地雷を踏む行動であり、うっとうしいと思われます。
③決めつけをする
女性がもっとも嫌がる行動のひとつに「決めつけ」があります。
「女性だから〇〇でしょ?」
「○○さんはこういう人でしょ?」
といった言動をしたことはないでしょうか?
女性には自分らしさの表現へのこだわりなど、独自の「マイルール」があります。男性とは比にならないほど細かく強いニーズです。
自分らしさへのこだわりの細かさを野球のストライクゾーンにたとえるなら、男性は「9マス」女性は「81マス」と考えます。
一例として女性のファッションや振る舞いでも、自分らしさを表現するためにメイク、服装、髪型アクセサリー、しぐさ、言葉遣いetc いろいろな手法で行われますし、それに向けての費用や労力に惜しみない人がたくさんいます。
その強いこだわりもわからないのに「○○さんって××だよねー」と何気なく、男性の主観で意見を言うのは女性の地雷を踏む行為です。
仮に誉め言葉であったとしても、女性としては自分のストライクゾーンに入ってなければ不愉快に感じてしまいます。
④上から目線で発言する
女性部下に対して、上から目線での発言するのも地雷です。
言い方ひとつで女性側の受け取り方は変わります。
役職や年齢が上だからという理由は女性部下からしたら納得できませんし、男尊女卑や弱者に強く出るというのも強烈な地雷です。
一見すると女性は上から目線の態度に冷静にふるまいますが、心の中では「はらわたが煮えくり返る」思いでいっぱいです。地雷を超えて「トラウマ」レベルのマイナス感情を与えることになりかねないので要注意です。
女性の心には記憶と感情がセットで長期保存できるシステムがあるので、一生忘れないマイナス出来事と捉えられる可能性もあります。
また上から目線には「教える」という行為も含まれます。
男性は肩書や実績などによって教えてもらうという行為に納得ができますが、女性は主観で納得いった相手から教えてもらいたいと思っています。
肩書や実績があっても、その教える相手に敬意や共感がなければ、やむを得ない場合でも「地雷」を踏んでいると思ってください。
⑤清潔感が不足している
清潔感が不足している男性は存在だけですでに地雷となっています。
女性は臭いや見た目の雰囲気に男性より圧倒的に敏感です。
存在が地雷というだけで近寄りたくないし、場合によっては嫌悪感を覚えられている可能性があります。
この状態では何をやっても地雷です。
それこそ息をしているだけですでに辛いという場合もあるでしょう。
怖い女性部下への対策
「敵にまわすと恐ろしいが味方にするとこれほど頼りになるものはいない」
これは往年の週刊少年ジャンプの「魁!男塾」に出てきそうなセリフですが、(古いネタですいません笑)、私の女性に対する印象はこの言葉に集約されています。
「怖い」ということはそれだけパワーをもっている証だからです
怖いからこそ、このパワーを持つ女性を味方につけた安心感や承認感は男性に大きな勇気を与えてくれます。
女性部下を怖いと感じる状態を改善するには、まず地雷を踏む行動をしていないかを検証すると良いでしょう。
地雷を踏む行動を避けるだけでも女性部下との関係が良い方向に改善します。そして日々の行動を改善して、女性部下が「味方」になってくれた時の頼もしさを味わえる体験をしてほしいと思います。